「Fire HD 10」タブレットを「Showモード」にして情報を常時表示

4月のアップデートで「Alexa」による音声アシスタンスが利用可能になった「Fire HD 10」では、デジタルフォトフレームのように写真や時計、スケジュールなどの情報を常時表示しながら待機する「Showモード」も利用できる。
「Show」というのは、大画面液晶が付いたAmazonのスマートスピーカー「Echo Show」のことだ。マイクやスピーカーの性能では及ばないが、通常価格27980円もするEcho Showが32GB版なら15980円のFire HD 10で再現出来るのだから非常にお得だ。
Fire HD 10のAlexaでは、「ハンズフリーモード」でも「Alexa、○○して」のような呼びかけだけで利用できるが、Showモードでは情報表示の文字が遠くからでも見やすい大きさになるなど、スマートスピーカーとしてさらに使いやすい状態になる。
「おやすみモード」と併用すれば、少し放置すると画面を消灯するようにもできるので、常時表示は鬱陶しいという人も、ぜひShowモードを試してみよう。

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Fire HD 10の設定画面では、「Alexa」の項目と別に「Showモード」の項目が用意されている。


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Showモードの設定画面では、待機中に表示する内容などを設定出来る。
「自動モード切り替え」という項目が用意されているが、対応する「Show Mode Dock」は日本では未発売だ。


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「ホーム画面」→「ホームコンテンツ」では、待機中に表示する情報をスケジュールやニュースなどの中から選択できる。
「連続」をオフにしていると、一度表示した項目は画面遷移などでリセットされるまで再度表示されなくなるが、情報を目にする機会が少なくなってしまうので、オンにしておいた方がいいだろう。
「話題」で取得されるニュースの情報源は固定されているようで、「フラッシュニュース」の情報源を追加する「スキル」を導入したりして内容を追加・変更することは今のところ出来ないようだ。


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Showモードに切り替えるには、画面上端をタッチして下にドラッグすることで表示される通知画面の「Showモード」のスイッチをタップしよう。「Alexa、Showモードに切り替えて」のように呼びかけることでも切り替えられるぞ。


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Showモードでは、このようにニュースや予定などが常時表示される。
画面下部の使用例のテキストが目障りだが、今のところ非表示にする方法は無いようだ。


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予定やリマインダーの項目をタッチすると、画面が切り替わって詳細情報を確認できる。
リマインダーは項目をタッチして横にスワイプすることで削除出来るぞ。


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「Alexa、○○して」のように呼びかければ、内容に応じた応答が行われるぞ。天気予報などの画面表示を伴う応答では、通常モードよりも文字やアイコンが大きめで表示されるので、離れた場所に置いていても見やすいぞ。


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タッチした項目の詳細画面や応答内容の表示画面では、しばらく放置すると自動的にホーム画面に戻るが、一般的な「戻る」ボタンで戻ることはできない。手動でホーム画面に戻るには、通知画面のクイックパネルにある「ホーム」のボタンをタップしよう。


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Showモードでは、端末設定の「ディスプレイ」→「画面スリープ」での設定に関わらず、10分間操作しないでいると自動的に画面がスリープ状態になるようだ。
電源ボタンを押して手動でスリープさせることもできる。通常モードと違い、スリープ中でも画面をタッチするだけで復帰させられるぞ。
Showモードの設定の「ディスプレイ」→「アンビエントクロック」をオンにしておけば、自動スリープ時にこのような時計画面が表示される。


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クイック設定パネルの「おやすみモード」を「Showモード」と同時にオンにすると、即座にスリープ状態(アンビエントクロックがオンの場合は時計表示)に移行する。タッチしたり呼びかければ復帰させて使用できるが、1分間の放置で自動スリープするぞ。寝室で就寝時の利用の他、シンプルな時計表示だけあればいいという場合にもおすすめだ。
なお、単体の「おやすみモード」は、通知音を無効にして睡眠を妨げないようにするための機能だ。

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2019年05月24日05時58分 公開 | カテゴリー: 端末・周辺機器・サービス | キーワード:, | Short URL
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