わざとメモリ不足を起こして不要プロセスを終了する「FMR Memory Cleaner」は常駐アプリの安定性確認にも役立つ

Androidには、空きメモリが少なくなってきたときに使用していないプロセスや重要度の低いプロセスを自動終了して空きメモリを確保する仕組みが用意されている。
タスクキラーなどを使わなくてもメモリが足りなくなりにくいのは便利だが、必要なプロセスまで終了されてしまうことがあるのが困りものだ。予定の時刻を通知するアラームアプリなど、バックグラウンドで動作する常駐アプリにも、メモリ不足で自動終了され、メモリが空いてからも正しく再開してくれないものが存在する。
普段メモリ不足になることが少ないと、利用している常駐アプリの安定性が低くても発覚しにくい。重要な予定があるときなどに不具合が表面化しては大変なので、わざとメモリ不足を発生させてでも予め安定性を確認しておこう。
手軽にメモリ不足を発生させたければ、「FMR Memory Cleaner」を使うといいぞ。このアプリは、大量のメモリを確保してメモリ不足を発生させることで不要なプロセスを終了させる特殊なタスクキラーだ。必要なプロセスまで終了してしまうことが多く、本来の用途での実用性はイマイチだが、アプリの安定性を確認するのには役立つぞ。

fmrmemorycleaner_001FMR Memory Cleanerを起動すると、このように現在稼働中のプロセスの名前やメモリ使用量などの一覧が表示される。

fmrmemorycleaner_002「Clean」ボタンを押すと、メモリの大量確保が始まる。

fmrmemorycleaner_003処理が完了すると、多くのプロセスが終了して「Free Mem」が大幅に増えているはずだ。

fmrmemorycleaner_004数十秒ほど待てば、重要なサービスプロセスは自動的に再起動する。だが、正しく動作してくれるとは限らないので、アラームアプリを適当な間近の時刻にセットしておいたり、メールチェッカーのアカウントに適当なメッセージを送信するなどして、利用している常駐アプリが正しく動作するか確認しよう。

FMR Memory Cleaner

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2011年11月16日12時12分 公開 | カテゴリー: チューンアップ | キーワード:, | Short URL
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