NFC対応端末でSuicaなどの残高や利用履歴を確認できる「Suica Reader」&「Edy Reader」

suicareaderedyreaderタッチ式ICチップ「FeliCa」による電子マネーを使えば、50円玉と100円玉が紛らわしくてイラついたり、小銭はあるが出すのが面倒で紙幣で払っていたら釣り銭で財布がパンクしたり、お釣りを紙幣から先に返されて財布に収める際に小銭をぶちまけたりしなくて済む。
FeliCaを利用した「おサイフケータイ」機能が搭載されているスマートフォンなら、端末上で残高や履歴を確認できるので、単なるカード型の電子マネーより便利だ。しかし、おサイフケータイは日本の端末特有の機能なので、海外メーカー製の端末には搭載されていないことが多い。
Galaxy S II LTE、Galaxy S II WiMAX、Galaxy Nexusなどの端末には、「NFC(Near Field Communication)」というFeliCaと似た機能が搭載されているが、おサイフケータイには対応していない。
これらの端末で電子マネーの残高・履歴確認を行ないたければ、「Suica Reader」を利用してみよう。NFC機能でSuicaやPASMOなどのカード型電子マネーを読み取り、利用履歴を表示してくれるぞ。駅名表示が不正確なことがあるが、ほかの交通系電子マネーの読み取りも可能なようだ。また、Edyに対応した「Edy Reader」も、同じ作者により公開されている。
NFCはメーカーによる独自機能ではなく、Android 2.3以降の公式の機能なので、今後は対応端末も増えてくるはずだ。おサイフケータイ機能のために日本製の端末を選ぶことを強いられずに済むようになるだろう。

suicareader_001NFC機能を利用するために、Androidの設定の「無線とネットワーク」でNFCを有効にしておこう。

suicareader_002Suica Readerをインストールしたら、端末の背面にカードを重ねよう。駅や店の読み取り機に比べると感度は低目のようで、財布に入れたままだと読み取りにくい場合がある。常用する場合は薄手の定期入れなどに入れておくとよいだろう。

suicareader_003ICチップが検出されるとSuica Readerが起動する。読み取りが完了するまでカードを放さないようにしよう。

suicareader_004読み取りが完了すると、このように残高や使用履歴が表示されるぞ。

suicareader_005なお、PASMOでは記名タイプのカードを作成してマイページアカウントを登録すれば、オンラインで残高を確認できる。Suicaの対応駅・店舗ならPASMOにも対応しているので、おサイフケータイにもNFCにも対応していない端末で残高を確認しながら電子マネーを利用したければ導入を検討してみよう。

Suica Reader
Edy Reader
マイページ・PASMO履歴照会サービス


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2012年02月22日14時57分 公開 | カテゴリー: ライフハック | キーワード:, , | Short URL
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