FirefoxにUser-Agentを偽装する拡張機能「Phony」を導入して無理矢理パソコン用のページを表示させる

狭いスマートフォンの画面では、サイドバーなどが満載されたWebページは閲覧しにくいため、モバイル端末向けのWebページを別途用意するサイトが増えてきている。URLなどでどちらを表示するかを選択できるならよいが、スマホのブラウザからアクセスすると問答無用でモバイル版のページに飛ばされてしまうサイトも少なくない。そんなサイトに限って、パソコン用バージョンでしか利用できない機能があったりするので困りものだ。
どうしてもフル機能を使えるパソコン用のページを利用したい場合は、サーバへのアクセス時にブラウザの種別などを申告する「User-Agent」を変更する機能を持ったブラウザを利用しよう。パソコン上のブラウザからアクセスしているように見せかければ、モバイル版への転送を防げるぞ。
Firefox」の場合は、「Phony」という拡張機能を導入することでUser-Agentの偽装が可能になる。独自レンダリングエンジンを搭載しているFirefoxでは、標準ブラウザでは正常に利用できないパソコン用ページがある程度動作する場合もあるので、ぜひ活用しよう。

Firefox – Google Play の Android アプリ

Phony :: Add-ons for Android



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自分で拡張機能を探したい場合は、メニューの「アドオン」を実行しよう。


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インストールされているアドオンの一覧が表示されるので、右上の買い物かごのアイコンをタップしよう。


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公式のアドオンギャラリーのページが表示されるので、検索やランキング、カテゴリ分類などからめぼしい拡張機能を探そう。


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インストールしたい拡張機能を見つけたら、名前をクリックして詳細ページに進み、緑のインストールボタンを押そう。


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拡張機能のパッケージがダウンロードされ、インストールの確認ダイアログが表示されるので、「インストール」を押そう。


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Phonyをインストールすると、メニューに項目が追加される。なお、Firefoxを一旦終了して再起動しないと使用可能にならない拡張機能も存在する。


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メニューのPhonyを実行すると、User-Agentを選択するダイアログが表示されるので、「Default」などと表示されている部分をタップして、一覧から「Desktop Firefox」などを選択して「OK」を押そう。現在見ているページのパソコン版を表示したい場合は、メニューから再読み込みをすればいい。


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このように、パソコン版のWebページを表示できた。


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アドオンの一覧に追加された項目をタップすれば、このような画面でアンインストールや一時的な無効化を行なえる。拡張機能をインストールしすぎると軽快さが失われるので、不要な拡張機能は適宜アンインストールするようにしよう。

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2012年06月27日20時21分 公開 | カテゴリー: ネット情報活用 | キーワード:, | Short URL
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