「AppWererabbit Backup & Restore」は、Android4.0以降用の多機能なアプリマネージャだ。
インストールされているアプリを名前やサイズ、最終更新日時などで並び替えたりキーワード検索で絞り込んで一覧表示し、項目をタップしたときのメニューからアプリ情報やアンインストール、Google Playストアなどの画面に素早くアクセスできる。
また、SDカードへの移動が可能なアプリは一覧の項目上に「App2SD」と表示されるので、サイズの大きいアプリから順に並び替えて、移動可能なアプリを移動していけば、手っ取り早く本体ストレージの容量を空けられる。
アプリが保存しているデータの容量を調査して大きい順に表示したり、キャッシュとして保存されたデータを一括削除することも可能。
Android標準のアプリ一覧画面よりずっと効率よくアプリを整理できるだろう。

アプリのパッケージファイルをSDカード上にコピーするバックアップ機能も、全アプリの一括バックアップやインストールしたアプリの自動バックアップ、過去バージョンの管理などを備え、非常に多機能になっている。
今は不要だがそのうち使うかも知れないアプリなどは、バックアップしてからアンインストールしておけば、端末の容量を節約しつつ、必要になったときに素早くインストールできる。
また、普段使っているアプリのバックアップを保存しておけば、バージョンアップで改悪されてしまったときなどに旧バージョンに戻すことが可能だ

一通りのアプリ管理機能をカバーし、使いやすさも上々なので、Android4.0搭載機種を使っている人はぜひ試してみよう。

・AppWererabbit Backup & Restore

AppWererabbit Backup & Restoreを起動すると、端末にインストールされているアプリの一覧が表示される。

上部のバーの虫眼鏡のアイコンをタップすると検索ボックスが表示され、入力したキーワードを含むアプリが絞り込み表示される。

一覧の項目をタップすると、このようなメニューが表示される。「Launch」でアプリの起動、「Uninstall」でアンインストール画面の表示、「Backup」でパッケージファイルのバックアップ、「View in Play Store」でGoogle Playストアのアプリ情報画面の表示、「Share store link」ではGoogle PlayストアのURLの「共有」対応アプリへの送信が可能だ。

「App info」をタップすれば、このような画面が表示され、データやキャッシュの消去、「デフォルトでの起動」の解除などの操作を行なえる。

「Backup」を実行すると、アプリのパッケージファイル(APK)がSDカード上にコピーされる。APKはバージョンごとに別のファイルとして保存され、「View versions」で一覧表示できるされる。

バージョン一覧をタップするとこのようなメニューが表示され、インストールや削除が可能。「Toggle retain」で「retain」マークを付けたバージョンは、古いバージョンの自動削除の対象外となる。

メニューボタンからは、リストの並び順の変更や全アプリのバックアップ、バックアップ済みアプリの一覧表示、設定画面の表示が可能。「Backup」での全アプリ一括バックアップには時間がかかり、SDカードの容量も沢山消費するので、間違って実行してしまわないように注意しよう。

「Sort」では、このようなサブメニューが表示され、アプリ名、最終更新日時、サイズの昇順(asc)降順(desc)での並び替えが可能。

「View backups」では、現在インストールされていない物も含め、バックアップ済みアプリの一覧を表示し、バックアップの削除やバックアップからのインストールなどを行なえる。

画面上部のタブで「CACHE」を選択すると、アプリが保存しているキャッシュやデータの容量が取得され、それぞれのサイズの大きい順に表示される。項目のタップでは直接アプリ情報の画面が表示され、キャッシュやデータの削除が可能だ。

メニューの「Preference」では設定画面が表示され、バックアップの保存先フォルダや保持する旧バージョン数、アプリインストール時の自動バックアップの有無などの設定が可能だ。