ボタン一発でEvernoteに加工した画像を保存できるベクタ型ドローソフト「Skitch」

Skitch」は写真などの画像に注釈を書き込んだり、地図などの図表を書いたりできるドローソフトだ。描画した軌跡の情報をピクセルの集まりに変換せずそのまま保持するベクタ方式を採用しているため、拡大してもギザギザになったりせずに細かい書き込みを行なえ、過去に描いた線を丸ごと移動したり削除したりすることも可能だ。
Skitchは、元はMac用の有料ソフトだったものを、クラウドサービスを提供するEvernote社が買収してAndroidに移植したアプリだ。「Evernote」がインストールされていれば、ボタン一発でEvernoteに保存できるなど、アプリ間の連携が充実している。
だが、普通の画像編集アプリのように、SDカードに直接保存する機能が用意されていないのが難点だ。この点が改善されるまでは、「共有」で画像を開いてそのまま保存可能な「Reduce Photo Size」などの画像加工アプリを介して保存しよう。

skitch_001Skitchを起動すると、このような画面が表示される。下部左のアイコンはカメラで撮った画像への書き込み、中央は既存の画像ファイルを読み込んでの書き込み、右は白紙状態からの編集を行える。

skitch_002編集画面に進んだら、下部ツールバーの一番左のアイコンで、描画色や線の太さを選択しよう。

skitch_003画面にタッチしてなぞれば、フリーハンドで線を描画できるぞ。

skitch_0042本指でのピンチ操作で拡大縮小が可能だ。拡大したまま画面をスクロールするには、2本指でタッチした状態でドラッグすればよい。描画した線はベクタ方式なので、細部が荒くならずに細かな描画を行える。

skitch_005「a」のアイコンでは、タッチした箇所に文字を書き込める。色や文字サイズは、左端の設定ツールで選択したものが使われるぞ。

skitch_006指のアイコンでは、既存の線や文字をドラッグして移動したりできる。円を描くようになぞれば、囲った範囲にあるものをまとめて選択して操作可能だ。上部ツールバーのゴミ箱のアイコンを押すと、選択した線や文字を消去できるぞ。

skitch_007別途Evernoteアプリがインストールされた状態で、上部ツールバー右端のアイコンをタップすると、画像がEvernote上に保存される。

skitch_008保存された画像は、Evernoteアプリなどから閲覧できるぞ。

skitch_009SDカード上に保存したければ、上部ツールバーの右から二番目のアイコンを押し、送り先アプリの一覧から「ReducePhotoSize」などの共有からの呼び出しに対応した画像加工アプリを選択しよう。

skitch_010起動したアプリのメニューから保存を実行すれば、SDカード上に編集した画像が保存されるぞ。

Skitch
Reduce Photo Size
Evernote

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2011年08月26日00時02分 公開 | カテゴリー: マルチメディア | キーワード: | Short URL
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