アプリ間でのファイルの受け渡しが動作しないときはメディアストレージのデータを消去して再スキャンしよう

Androidでは、画像ビューアで表示している画像をメールアプリに受け渡したり、逆にメールアプリ上から画像ビューアを呼び出して添付ファイルを選択するなど、アプリ間でファイルを受け渡す仕組みが用意されているが、しばしばこの機能が正常に動作しなくなり、受け取り側のアプリが不正終了してしまうことがある。
これは、「メディアストレージ」というデータベースが破損してしまっていることが原因の可能性が高い。Androidでは、自動的に端末上のファイルがスキャンされ、画像や音声、動画などのファイルがデータベース化されるが、データの登録中にメモリ不足で異常終了したりすると、データベースに不整合が生じることがあるのだ。
このような状態になると、メディアストレージの情報を利用している画像ビューアやメディアプレイヤーなどのアプリでも、ファイルが表示されなかったり重複して表示されるなどの異常が発生することがある。

この状態を修復するには、アプリ管理画面で「メディアストレージ」のデータを削除しよう。削除直後はメディアストレージの情報を利用しているアプリ上から項目が消えてしまうが、再度メディアスキャンが行われれば復活するはずだ。
強制メディア再スキャン」などのアプリを利用すれば、即座にメディアスキャンを再実行させられるぞ。

強制メディア再スキャン(MediaScan) – Google Play の Android アプリ



001

今回は、ホームアプリでアイコン画像の変更を行おうとしたところ、画像選択アプリから戻ったときにアプリが不正終了してしまった。


002

メディアストレージのデータベースを修復するには、Androidの設定画面の「アプリ」などでアプリの管理画面に進もう。


003

画面を左にスワイプして「すべて」のタブに切り替え、「メディアストレージ」という項目を探す。


004

メディアストレージの詳細画面で「データを消去」を押そう。


005

確認画面で「OK」を押せば、データベースが削除される。


006

強制メディア再スキャン」をインストールして実行すると、即座に再スキャンが始まり、通知欄に状態が表示される。スキャンには数分程度かかり、完了すれば「MediaScanner Finished」と表示されるぞ。


007

画像ビューアやメディアプレイヤーなどのアプリが古いデータベースから取得した情報をキャッシュとして保持していると、新しいデータベースとの不整合が生じて、項目の表示に問題が生じることがある。
このような場合は、そのアプリの詳細画面で「キャッシュを消去」を実行して、古い情報を破棄させよう。

関連記事

2014年03月07日00時00分 公開 | カテゴリー: 便利化・快適化 | キーワード: | Short URL
このエントリーをはてなブックマークに追加

最新記事